キャリコンサロンは、「国家資格キャリアコンサルタント」の
資格を持っている方々/興味を持っていただいている方が多く所属しています。
では、この「国家資格キャリアコンサルタント」とは、何ができる資格なのでしょうか。
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「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家です。 キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、 職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、 助言及び指導を行うことをいいます。(日本キャリア開発協会)
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このように、キャリアコンサルタントは職業能力開発のプロフェッショナルで、 近年政府もその数を増やそうと力を入れており、すでに全国に4万人以上の資格保有者がいます。
将来的には10万人規模にまで増加させようと計画しているようです。
本日はどうすればキャリアコンサルタントになれるのかについてご説明したいと思います。
◆「国家資格 キャリアコンサルタント」になるには◆
キャリアコンサルタントは国家資格です。ですからなるにはまず試験に合格しなければなりません。
受験資格は様々なので、ぜひHPを参照いただければと思いますが、厚生労働大臣の認定する養成講座を受講するのが一般的な流れです。(一部、実務経験など特殊な経験があれば受験資格が得られる場合もあります)
試験は学科試験と実技(論述および面接)試験に分かれており、両方の試験に合格する必要があります。(一定の場合の試験免除制度もあり)
試験に合格した後は、厚生労働省の委託を請けたキャリアコンサルティング協議会にキャリアコンサルタントとして登録しなければなりません。登録しなければ、試験に合格していてもキャリアコンサルタントと名乗ることはできないので注意しなければなりません。
◆キャリアコンサルタントに必要な勉強時間・講座の内容◆
試験の受験資格の一つとして先ほど紹介した養成講座についてですが、
講座の内容は、心理学の理論を座学で学んだり、カウンセリングのフレームワーク、そしてキャリア面談のロールプレイングを行ったり、その後に自分のカウンセリングのレビューをするなど多岐にわたっています。
通学講座は週1回3ヶ月ほどスクールに通うことで修了できます。
学生でなくても、会社で働きながら取得する人も多く、働く傍らでの取得も十分可能です。
◆なぜ政府はキャリコンサルタントを増やそうとしているのか◆
これは働き方改革と密接な関係にあります。
働き方改革では、「全ての働く者及び働こうとする者が希望する仕事を自ら選択し、仕事を通じて幸福を追求できる社会の実現を推進していく」ことを目的としています。(「キャリア・コンサルタント養成計画」の策定について より引用)
労働者が、自分の望む業種をより望む形態で働けるように、キャリアコンサルタントが支援していくようなことが考えられているからです。
◆キャリアコンサルタントとして働く実情◆
しかし、いくら政府が力を入れていると言っても、まだまだキャリアコンサルティング業だけで生計を立てている方は少なく、一般企業の従業員が傍らでキャリアコンサルタント資格を取るケース、学校の先生が取得するケース、キャリアコンサルティングの講師になるケースなどが一般的で、キャリア面談を生業にしていくのはなかなか難しいのが実情です。
そこは大きな課題となっています。
キャリアコンサルタントは人の人生設計に関わる分、責任重大で、しかしだからこそやりがいもある仕事です。
◆キャリコンサロンでは◆
キャリコンサロンでは、キャリアコンサルタント 向けの勉強会でスキルアップを図るだけではなく、
実際に仕事としてキャリア面談をお願いしています。
キャリコンサロンの運営会社であるHRラボを通じて、多くの企業様からご依頼いただき、
従業員の方々向けにキャリアコンサルティングを行う”キャリア面談”を年間1,000件ほど行っています。
キャリアコンサルタントに興味がある方、資格をお持ちの方でレベルアップを目指したい方など、
キャリコンサロンの入会相談は、毎月行っておりますので、ぜひ一度お問い合わせをお待ちしております。