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「キャリアコンサルタントは役に立たない?」と感じる人が多い理由とその解決策とは

キャリアコンサルタント

「キャリアコンサルタントの資格を取ったけど、思ったより仕事につながらない…」「やっぱり役に立たない資格だったのかな?」そんな不安やモヤモヤを感じていませんか?

実は“キャリアコンサルタントは役に立たない”と感じる人には、共通した理由や背景があります。本記事では、そう思われがちな原因を具体的に解説しながら、資格を“本当に活かす”ためのヒントや環境も紹介します。

せっかく取得した国家資格を、埋もれさせないために。今、見直しておきたいポイントをまとめました。

 

目次

キャリアコンサルタントの資格が役に立たないと言われる理由

キャリアコンサルタントは、一人ひとりのキャリア形成や職業選択を支援するための国家資格です。しかしネット上では「資格を取っても意味がない」「仕事につながらない」といった声を目にすることもあります。

実際には、資格自体が無価値なのではなく、「どう活かせばいいかが分からない」「すぐに仕事にならなかった」といった理由から、そのように感じてしまうケースが多いのです。

ここでは、キャリアコンサルタントの資格が“役に立たない”と言われてしまう主な理由を詳しく解説します。

 

資格を取っただけでは仕事に直結しにくい

キャリアコンサルタントの資格を取得しても、それだけで仕事が自然に舞い込んでくるわけではありません。たとえば医師や看護師のように、資格取得と同時に職場に配属される職業と違い、資格を取った後に「どこで・どうやって」活動するかを自ら考え、行動に移す必要があります。

「資格を取れば求人があるだろう」と期待していた人にとっては、資格取得後も努力が必要な現実に戸惑い、「役に立たない」と感じてしまうのです。

 

未経験者向けの求人が少ない

キャリア支援の仕事は“人の人生に関わる”専門性の高い分野であるため、「実務経験者優遇」や「キャリア相談経験2年以上」などの条件付き求人が多く見られます。未経験でいきなりフルタイムのキャリアコンサルタント職に就くのは、実際には難易度が高いのが現状です。

また、非常勤や業務委託など働き方が限定的なものも多く、希望条件とマッチしにくいことも一因です。「せっかく資格を取ったのに働けない」と感じる人が出てしまうのは、こうした背景によるものです。

 

民間資格との違いや認知度が一般に浸透していない

キャリアコンサルタントは国家資格ですが「キャリアアドバイザー」「キャリア支援士」などの民間資格や肩書きとの違いが一般に浸透していないため、専門性が正しく評価されないことがあります。

企業の人事担当者や教育機関、求職者の中にも、国家資格であることを知らない人が多く、「自己啓発系の資格」と誤解されてしまうケースも少なくありません。

その結果、資格保有者自身も「国家資格なのに思ったより評価されない」と感じてしまい、「役に立たない」と思ってしまうことがあります。

 

実務スキルがないと現場対応が難しい

資格取得の過程では、キャリア理論や傾聴技法、面談ロールプレイなどを学びますが、実際の現場ではもっと複雑で多様な相談が持ち込まれます。

たとえば、うまく話せない相談者への対応、職場トラブルのような心理的負荷の高いケース、就職困難層への支援など、教科書通りでは対応しきれない場面も多くあります。

そのため、現場経験が少ないうちは自信を持って相談に対応できず、支援者側が不安になってしまうことも。そうした経験を通じて「思っていたより難しい」「この資格だけでは足りない」と感じる人も多くいます。

 

フリーランスや副業での活動方法が見えにくい

働き方の自由度が高まる一方で「副業キャリアコンサルタント」や「フリーランスとして独立したい」と考える人も増えています。しかし、実際には自分で相談者を集めたり、料金設定や集客方法を考えたりと、ビジネス的なスキルが必要になります。

「オンライン相談はどう始めるのか」「集客はSNS?ブログ?」など、初めての人にとっては疑問だらけで、なかなか一歩が踏み出せないことも。そのため、フリーで活動したくても「何から始めればいいか分からない」と感じ、資格が活かせていないように思えてしまいます。

 

人脈や実績がないと案件を獲得しづらい

キャリアコンサルタントの仕事は、口コミや紹介、つながりから広がっていくことが多いのが特徴です。特に企業研修や再就職支援などは「この人にお願いしたい」と思ってもらえる信頼や実績が重視されます。

そのため、資格を取ったばかりの人がいきなり案件を獲得するのは難しく、最初の実績づくりや人脈形成に苦労しやすいのが実情です。「資格はあるのに仕事がない」と感じてしまう背景には、こうした“ネットワークの壁”が存在しています。

 

需要は上がる?キャリアコンサルタント資格の将来性

「キャリアコンサルタントの資格って、今後も必要とされるの?」 そう疑問に思う方もいるかもしれません。
実は今、人生の価値観や企業の人材戦略が大きく変化しており、キャリア支援の専門家としてのニーズが確実に高まってきているのが現状です。

ここでは、キャリアコンサルタントの将来性があるといえる5つの理由を、具体的な背景とともにわかりやすく解説します。

 

厚生労働省の制度推進で企業導入が加速

キャリアコンサルタントの需要を後押ししているのが、厚生労働省の制度的な支援。特に注目されているのが「セルフ・キャリアドック」と呼ばれる制度で、これは企業が社員に対して定期的なキャリア面談と研修をセットで実施する仕組みです。

この制度は、単なる人事評価とは異なり、社員自身が将来のキャリアを主体的に考えることを支援するもの。国が推奨していることもあり、導入企業は年々増加しています。そして、セルフ・キャリアドックを導入・運用する際に必要とされるのが、国家資格を持ったキャリアコンサルタントの存在です。

企業側からすれば「社内に専門家がほしい」「外部から来てもらいたい」というニーズが強くなっており、資格保有者にとってはチャンスが広がっている状況といえます。

 

副業・兼業時代における個人支援の重要性が高まる

「本業だけでなく、副業にも挑戦したい」「会社に依存せず、キャリアを自分でつくっていきたい」そんな考えを持つ人が増えている現在、個人単位でのキャリア支援のニーズが急速に高まっています

従来のように「終身雇用」や「年功序列」に頼れない時代だからこそ、働き方やキャリアの選択肢は多種多様です。その中で「何を選ぶべきか」「どう自分を活かすべきか」と悩む人にとって、キャリアコンサルタントの存在は非常に心強いものになります。

 

企業領域へのシフト加速──社内キャリア支援が“主戦場”に

キャリアコンサルタントの活動先は、かつてハローワークや職業紹介所といった公共機関が中心でしたが、企業領域の比率が2006年の24.2%から2022年には41.7%へとほぼ倍増しました。
参照:労働政策研究報告書 第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査

これは人手不足と離職率の高さに悩む企業が「採用よりも定着と人材育成を重視する」戦略へ舵を切り、社外の専門家に定期面談やリスキリング支援を委託する流れが顕著だからです。

今後は「社内キャリア開発のパートナー」として企業内に深く入り込めるキャリアコンサルタントが多く求められるポジションとなり、案件数・報酬ともに伸びる余地が大きいとも考えられるでしょう。

 

人生100年時代に求められる“学び直し”の支援役として注目

「人生100年時代」と言われる現代では、一度就職してそのまま定年まで働くのではなく、ライフステージに応じて何度もキャリアを見直し、働き方を変えていくことが当たり前になってきました。

その中で注目されているのが「リスキリング(学び直し)」です。新しいスキルを習得して転職したり、役割を変えたりする動きが活発になっており、企業でも社内教育制度を強化するケースが増えています。

こうした場面で求められるのが、「どんなスキルを学ぶべきか」「どう活かしていくか」を一緒に考えるキャリアの専門家です。キャリアコンサルタントは、学びの動機づけからキャリア設計まで支援できる存在として、今後も広く必要とされることが期待されています。

 

キャリアコンサルタント資格の役立て方

キャリアコンサルタントの資格は、企業・教育機関・自治体・民間サービスなど、さまざまな場面で活用することができます。

たとえば、企業内で社員のキャリア面談を行ったり、大学や高校で学生の就職相談に携わったり、あるいは副業としてオンラインでキャリア相談を提供するなど、自分の働き方やライフスタイルに合わせて多様な役立て方が可能です。

ただし、「どのようなフィールドがあるのか?」「どうやってその仕事に就くのか?」といった具体的な情報が見えにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

以下のページでは、キャリアコンサルタント資格の活かし方を7つのパターンに分けてわかりやすく紹介しています。どのような働き方やフィールドが自分に合っているか、ぜひ参考にしてみてください。

👉 詳しくはこちら

キャリアコンサルタント資格の活かし方は?8つの活用方法と選ばれるための戦略を解説

 

 

キャリアコンサルタントの資格は活かし方次第!キャリコンサロンの活用を紹介

記事の前半でご紹介したように「資格をとったが役に立たない」と言われる要因には、以下のような、資格そのものの問題ではなく、“活かし方”や“つながりの不足”に起因していることがほとんどです。

  • 「資格を取っただけでは仕事に直結しにくい」
  • 「未経験歓迎の求人が少なく、最初の一歩が踏み出せない」
  • 「実務スキルに自信がなく、相談対応に不安がある」
  • 「人脈や実績がなく、案件が取れない」

そこでおすすめなのが、国家資格キャリアコンサルタント向けの学びと実践のコミュニティ「キャリコンサロン」です。

“つながる 深める 仕事へ広げる”が合言葉のキャリコンサロンでは、会員同士で事例を共有し合いながらスキルを磨き、学ぶだけで終わらず、実際の仕事や案件につなげられる“学びと実践の場”として注目されています。

 

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✔ 実務経験ゼロからでも“現場感”を身につけられる

キャリコンサロンでは、企業支援に携わる現役のキャリアコンサルタントが多数在籍しており、ロールプレイや事例検討、グループスーパービジョン(GSV)などを通じて、資格取得後の“実践力の底上げ”を目指せます。

「現場経験がないけど大丈夫かな…」という方でも、実務に近い学びの機会を通じて安心してスキルを磨ける環境が整っています。

 

✔ 一人で探さなくても“仕事につながるチャンス”が見える

キャリコンサロンでは、運営元のHRラボ株式会社と連携し、キャリア面談、企業研修、コラム執筆、就職支援案件などの実際の仕事につながる機会を会員に提供しています。

事前の認定テストに合格すれば、未経験でもプロ案件に参画できるため、学んだ知識をすぐ実践に移し、ポートフォリオを構築可能です。

 

✔ 仲間とつながり、案件を“協業”で受ける道も

個人で仕事を探すのが難しいと感じている方も、キャリコンサロンの全国ネットワークを活用すれば安心です。

メンバー同士で「セミナーを共催しよう」「この研修、一緒に受けよう」といったコラボ案件が自然に生まれており、ひとりでは手が届かなかった実績づくりも可能になります。

 

✔ 独自のサポート制度で「実践力」と「信頼」を身につける

キャリコンサロンでは、キャリア支援の現場で自信を持って活躍できるよう、実務に直結するサポート制度が充実しています。

たとえば、カウンセリング初心者にも嬉しい書式・記録シートが揃ったスターターキットの提供に加え、HRラボ認定講師によるグループスーパービジョン「キャリコン道場」では、面談スキルを実践的に磨くことが可能。

さらに、企業支援に取り組むプロの事例に触れながら、社内キャリア支援やセルフ・キャリアドック対応など、広い領域に対応できる実力を高める「キャリアブリッジ」も定期開催しています。

現場感覚と信頼性の両方を養える仕組みが整っているため、支援者としてのステップアップを目指す方には最適な環境です。

 

✔ 情報のアップデートや業界理解もバッチリ

資格を取ったあと独学で走り続けていると、最新のキャリア支援手法や法改正、人材業界のトレンドに追いつけなくなることもあります。

キャリコンサロンでは、毎月の業界研究会や勉強会、現場で起きたリアルなケースのシェアなどを通じて、“今の時代に合ったキャリア支援”を学び続けることができます。

 

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キャリコンサロンで資格を役立てた方の体験談

最後にキャリコンサロンの活動を通して、キャリアコンサルタントとしての仕事につなげた方々のリアルな声をご紹介します。

 

■ 関西エリア/Mさんの体験談

キャリアコンサルタントの資格を取ったものの、どこでどう活かしていいのか分からず、ずっとモヤモヤしていました。企業支援に興味はあったのですが、実務経験がない自分には無理なのでは…と不安ばかりが募っていました。

そんな中、キャリコンサロンでHRラボ社が受託したセルフ・キャリアドック導入支援の面談業務に関わる機会をいただき、関西エリアで企業面談を担当することに。初めて“資格が仕事になる”経験をし、現場で実践する中でスキルにも自信がついてきました。今では企業案件にも積極的にチャレンジできています。

 

■ 東京エリア/Kさんの体験談

資格は取ったけれど、「どうやって仕事につなげればいいのか」が分からず、ずっと足踏みしていました。大学や教育機関で働くには紹介や人脈が必要という印象があり、自分には難しいと感じていました。

ところが、キャリコンサロンの新年会で名刺交換をしたことがきっかけで、都内の私立大学からお声がかかり、カウンセラーとして採用されました。まさか交流会のひとコマが仕事につながるなんて思ってもいませんでした。行動すれば、チャンスは意外なところからやってくるんですね。

 

■ 関西エリア/Kさんの体験談

資格はあるものの、どうやって次の仕事に活かせばいいのか迷っていました。キャリアイベントなどに関心はありましたが、自分で企画したり関わるにはハードルが高いと感じていました。

そんなとき、キャリコンサロンのつながりでキャリアイベントの運営に携わる機会をいただき、登壇も経験しました。それがきっかけで、次のキャリア系の仕事へと自然に移行できたんです。活動が“実績”につながることで、次の道が開けた感覚があります。

 

■ 東京エリア/Sさんの体験談

家庭との両立を考えて、在宅でキャリアコンサルタントの資格を活かしたいと思っていたのですが、どうやって案件を探せばいいのか、まったく分かりませんでした。

そんな中、キャリコンサロン経由でご紹介いただいたのが、大手企業オウンドメディアでのキャリアコラム執筆。完全在宅で、自分の専門性を活かせる理想の働き方でした。今では継続的に執筆依頼をいただいており、キャリア支援を“書く仕事”として届けるやりがいを感じています。

 

■ 九州エリア/Kさんの体験談

地方在住で、東京にいないとチャンスがないのでは…という不安をずっと感じていました。また、企業支援の経験がなく、自分に何ができるのかも見えていませんでした。

そんな中、キャリコンサロンを通じて、HRラボ社のセルフ・キャリアドック支援案件に参画。地元企業でのキャリア面談を担当し、資格を活かした初めての実務経験を得ることができました。今では「地方でもちゃんとチャンスがある」と感じられ、自信を持って活動できるようになりました。

 

■ 東京エリア/Jさんの体験談

キャリア支援の仕事を広げていきたいと思いながらも、自分から営業するのは苦手で、なかなかチャンスをつかめずにいました。何かしらのきっかけがほしいと思っていた頃、キャリコンサロンから「キャリコンフェス」へのブース出演の機会をいただきました。

出演後、その様子を見ていた企業の方と商談がスタートし、現在は案件化に向けた打ち合わせが進んでいます。発信することで信頼を得られるという手応えを、初めて実感できた経験でした。

 

■ 愛知エリア/Oさんの体験談

キャリアコンサルタントの資格を取ったら、いつか企業支援に関わってみたいという思いがありました。

そんな中、キャリコンサロンを通じてセルフ・キャリアドック制度導入支援の面談業務に携わることに。地元企業での面談を担当し、念願だった企業支援の現場を実際に経験することができました。

 

キャリコンサロンは随時会員を募集中!

キャリコンサロンは現在、会員を随時募集中です。

実務経験がない方でも、企業案件や執筆業務、イベント運営など、資格を仕事として活かす第一歩を踏み出せる環境が整っています。

「一人では難しい」と感じていたことも、仲間と支え合いながら挑戦できる場所がここにあります。まずは一歩踏み出し、あなたらしいキャリアの形を一緒に見つけていきましょう。

 

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