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キャリアコンサルタントの資格は5年ごとに更新が必要です。更新には知識講習（8時間以上）と技能講習（30時間以上）を受講し、合計38時間以上を修了する必要があります。

ところが、講習は数多くの団体が実施しているため「どれを選べばいいのか分からない」「費用や形式を比較したい」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2025年におすすめの更新講習を技能講習5選・知識講習5選として紹介します。オンライン・通学・オンデマンドなど、受講スタイルや費用感もまとめているので、自分の状況に合った講習を見つける参考にしてください。

キャリアコンサルタントは5年ごとに更新が必要

キャリアコンサルタントは国家資格ですが、取得して終わりではありません。5年ごとに更新手続きを行う必要があり、更新を怠ると資格は失効してしまいます。

再度取得を目指すには講習や申請が必要となるため、資格を維持したい方は早めに計画を立てて準備することが大切です。更新のためには、所定の講習を受講し、定められた時間数を満たす必要があります。

知識講習と技能講習の2種類に分かれる

更新講習は大きく「知識講習」と「技能講習」の2種類に分かれています。

• 知識講習（8時間以上）
  労働市場の動向、法令、教育制度など、キャリア支援に必要な基礎知識を整理し直すための講習です。通信やオンラインで受講できるものが多く、時間を調整しやすいのが特徴です。
  
  
• 技能講習（30時間以上）
  面談のロールプレイやケース検討などを通じて、相談の進め方や支援スキルを磨く講習です。対面形式やオンライン形式など幅広いスタイルがあり、実践力を高めることができます。
  
  

両方を合わせて合計38時間以上を受講することが、更新要件となっています。

キャリアコンサルタント更新の詳しい情報については、以下の記事を参考にしてください。

https://career-salon.jp/6547

【2025年】おすすめの技能講習5選！

2025年に受けられるおすすめの技能講習を5つをまとめました。講習選びの参考にしてください。

1. 【HRラボ】職場におけるハラスメント防止のために

本講習では、ハラスメントの基礎知識から初動対応、再発防止、関係者連携までを事例検討＋ロールプレイで立体的に学びます。6時間で現場の判断軸と記録の要点を整理でき、企業・産業保健・人事の方針に即した支援につなげやすくなるでしょう。

オンライン開催なので全国から参加しやすく、年度末の技能時間の積み増しにも有効です。

費用は25,000円。受講前に自職場の就業規則や相談導線を確認しておくと、受講直後から運用改善案へ展開しやすく、学びの定着が高まります。

 キャリコンサロン – 国家資格キャリアコンサルタントのためのオンラインサロン

2. 【HRラボ】就職活動支援のための模擬面接官トレーニング

本講習は、若年層や転職希望者への面接支援に必要な観点設計・質問設計・フィードバックを、模擬面接のロールプレイで磨きます。

4時間の短時間ながら、企業側が評価する行動事例を引き出す問いかけや、観点シートの活用による評価の標準化など、実務直結の知見がeえられる点がポイントです。

費用は16,000円。大学キャリアセンター、就労支援機関、企業人事のいずれにも有効で、履歴書・ES添削講座と組み合わせると就活支援の導線が一貫します。

 キャリコンサロン – 国家資格キャリアコンサルタントのためのオンラインサロン

3. 【リカレント】組織におけるキャリア開発とケースワーク

企業内のキャリア開発をケース検討で深掘りし、個人面談から上司・人事との連携設計、施策化までの勘所を6時間で学びます。

通学/オンラインの選択肢があり、繁忙期でも調整しやすいのが強みです。学んだフレームを自組織の評価制度や配置転換の実務に当てはめると、面談→提案→実行の一連が回り始め、他の技能（面接技法・両立支援等）とも相乗効果が見込めるでしょう。

価格は22,000円前後が目安（回により異なるため要確認）です。 

4. 【IDCS】技能研鑽コースA（認知行動療法的アプローチ）

CBTの視点で自動思考の把握から介入計画、振り返りまでの型を習得します。6h＋通信1hの計7時間構成で、費用は11,500円＋テキスト500円。

教育・企業・公共のどの領域でも、面談が停滞するケースの維持要因の特定に効果があり、短時間で実装練習まで行えるコスパの良さが魅力です。

満席化することがあるため、日程と空席は早めの確認をおすすめします。

5. 【LEC東京リーガルマインド】技能講習（通学6hクラス・各種）

1日完結の6時間で、面談基礎の見直しから現場運用の確認までテンポよく学べます。代表的な価格は20,000円。

通信中心で学んだ方の対面実践の補完や、更新の残り時間調整に重宝します。テーマは若年者支援や交流分析などさまざまな講習があるため、ニーズに合わせて選択できるでしょう。

申込の可否や教室、注意事項（遅刻不可等）は総合ページから最新をご確認ください。

【2025年】おすすめの知識講習5選！

2025年におすすめの知識講習を5つまとめました。

1. 【JCDA】 知識講習

9時間（動画8h＋テスト1h）で知識要件を確定できる定番講習です。一般10,200円／会員無料とコスト最適化しやすく、まず知識を固めてから技能を他機関で分散取得する設計にも向いています。

申込～視聴～修了証の流れがシンプルで、受講回も多いため計画が立てやすい点が魅力です。会員制度や申込手順は公式ホームページをご確認ください。

2. 【LEC】知識講習 ALL通信講座型（8h）

通信完結で8時間を確保できます。価格は15,000円。

配信期間が長めなので、スキマ時間の活用や繁忙期の再配分に対応しやすいのが利点です。

技能講習（通学6h等）と同一事業者で揃えると、証憑や問い合わせ窓口を一本化でき、進捗管理もしやすくなるでしょう。

3. 【テクノファ】 知識講習

8時間をオンデマンドで学び、90日以内の視聴→Web試験→修了証の流れで完了します。価格は15,000円。

労働市場・法令・教育制度・メンタル等の標準カリキュラムを幅広く網羅し、復習にも使いやすい構成です。厚労省の検索サイトにも掲載されている定番枠となっています。

4. 【地域連携プラットフォーム】オンラインで学べる知識講習

8時間・8,500円と低価格で、受講月内に動画視聴＋Webテストで修了できます。

知識を最短・低負担で充足し、浮いた予算を技能の実践系（面接、CBT、両立支援、組織開発など）に回したい方に向いています。

開講月や申込締切は月ごとに設定されるため、公式の最新情報をご確認ください。 

5. オンライン更新講習 キャリアコンサルタント知識講習（ターブル・ドット）

対人支援者向けの教育映像を手がける事業者によるオンライン8hの知識講習です。

15,000円で、月ごとに開講枠が設けられ、期間内に視聴とテストで修了できます。

技能講習ライン（ケース理解・見立て力向上）も展開しているため、同一事業者での横断受講がしやすいのが利点です。購入/申込導線や開講月は公式でご確認ください。

自分に合った更新講習を早めに計画しよう

キャリアコンサルタント資格を継続するためには、知識講習8時間以上＋技能講習30時間以上＝合計38時間を満たす必要があります。

講習は団体やテーマごとに内容や費用、形式が異なるため、受講しやすさや実務への活かしやすさを基準に選ぶことが大切です。

今回ご紹介した講習は、オンラインで気軽に受けられるものから、実践的なロールプレイに特化したものまで幅広く揃えました。

更新期限が近づいてから焦らないよう、スケジュールと予算を考えながら早めに計画を立てておきましょう。