【キャリコンサロン関西支部主催】9.26開催
『不登校支援の現場から』
日時/開催場所
2021年9月26 日(日) 9:30~11:30 Zoom
参加者数
16名
メーカー人事、人材紹介会社、公共職業安定所、製造業、高齢者支援、商社人事、若年層支援、法人領域キャリアコンサルタント、企業内キャリアコンサルタント、電話相談支援者 など
ゲスト講師
小山秀之 氏
(教育学修士・臨床心理士・公認心理師・社会福祉士)
特定非営利活動法人PeerNet(理事長)
放課後等デイ・児童発達支援・保育所等訪問支援
「あうる学育室」「いろは学育室」相談支援事業所「うるる談和室」
人と社会科学研究所(副所長)
居場所支援事業「あうるの杜」「いろは秘密基地」
和歌山公認心理師勉強会
※ひきこもり支援センターを開設準備中
プログラム
小山氏から現場での活動について
不登校の現状と支援、ひきこもりと不登校の違い
ネット依存と不登校、家族支援などについて現場でどのようなことが行われているか
また、どのような支援が必要かなどについて、わかりやすく、膨大な情報をお話いただきました。
その後、参加者からの質問が活発につきることなく行われました。
思春期の年齢は?家族支援については?企業のメンタル?新入社員の自己肯定感の低さは?
高齢者のひきこもりは?など、参加者の支援している現場からの質問が止まることなく続きました。
最後に、小グループで感想などをシェア。それぞれが感じたことを共有し、交流を深めました。
参加者の声
【今回の良かった点、学びになった点】
「ご経験と理論に裏打ちされたお話しが大変分かり易く勉強になりました。企業人事としても参考になる内容でした。ありがとうございました」
「たくさん学ばせていただき、ありがとうございました。どんな支援機関があるか、アプローチ(認知行動・家族療法)があるか、イメージが膨らみました。いつか同じ領域でお仕事できたらと思いますので、よろしくお願いいたします!」
「本日は大変盛りだくさんのお話でとても勉強になりました。子どもの保護者という視点からですと、地元の兵庫ではまだまだこのような支援があることを知らない保護者の方も多く、地域に持ち帰り認知度を高めていくことも重要と感じました。我が家も夫婦の会話毎日15分やってみます(笑)今後も機会がございましたら、またご指導いただけますようよろしくお願いいたします。ありがとうございました」
「先生のテンポの良いお話に、あっという間に時間が過ぎてしまいました。孤立化を防ぐための居場所の提供は、すべての方々にとって必要なことだと改めて痛感しました。また、小さいころからのキャリア教育と切れ目ない支援をしていくためのネットワークづくりの大切さを学びました。何より大人自身が楽しく生き生きとしている姿こそが大切だと肝に銘じておきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」
「基本から 幅広い内容凝縮してお話いただきありがとうございました。知識不足、情報部祖に情けなさを感じましが、これを期に学びを深めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします」
「本日はありがとうございました。普段不登校の方々の支援はしていませんが、ご質問でもさせて頂きました、企業での退職に結びつくようなメンタルの方々との関わりが多くなっており、その辺りをご質問させて頂きました。緩い居場所の提供・愚痴でもいいから他人に話せる状態をいかに作るか?これを考えながら、やっていきたいと思います」
「本日はありがとうございました!一律で共感は×という点が一番印象に残っております。何でもかんでも機会的に共感をしていくのではなく、相談者の方の目線に沿って対応をチューニングしていくことが大事なのだと再認識できました」
運営担当より
不登校の現場としての時間でしたが、そこには膨大な情報量と知識がつまった60分の講演でした。
学校現場で起こっていることをリアルに語っていただき、その経験量の多さと事例の多さに圧倒されました。
例えば、不登校の定義とひきこもりの定義や違いなど、学校へ行かなくとも卒業ができる方法など知らないことばかりで、参加者も含めのめり込むようにメモをとったり、聞いている様子が印象的した。
社会的に問題になっているネット依存についても、どの状況を指すのか、ゲームを止めることがでよりどころをなくすこともあり、その見極め方法など、具体的に現場の話しとデータを示していただくことで、非常に納得を得られました。
また企業における、メンタルの部分についての対応にも近い形であり、企業領域の方も非常に参考になった様子でした。
また、対応方法なども言及。統合失調症や自閉症の共感はNGであること、その理由。その場ではなくその先を見据えた支援を考えること。孤独にさせない、居場所が必要であること。大事なキーワードや支援方法についても学ぶことができました。
不登校やひきこもりに対する、就労支援のタイミング。ネットワークの構築。キャリアコンサルタントとしての役割、連携とリファーの違いなど、再度確認することができ勉強になりました。
不登校・ひきこもりを支援するためには「チーム学校」としての連携の重要性孤立化を防ぎ、相談できる場所、居場所が必要であることが強く印象に残りました。
(運営委員:キャリコンサロン関西支部 石岡真理子)
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