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【子育て支援部】小1の壁、知っていますか?~リアルな現状と対応について学ぼう~

サロンメンバー限定子育て支援部

「キャリコンサロン子育て支援部」
小1の壁、知っていますか?~リアルな現状と対応について学ぼう~

 

日時

2023年12月16日(土) 10:00~11:30  オンライン開催

 

参加者数

7名(キャリコンサロンメンバー) 
神戸、大阪、京都、神奈川、長野、札幌など全国各地からご参加いただきました!

 

プログラム

 

■「データからみる『小1の壁』」

〇小1の壁とは

 ・『小1の壁』は共働き家庭において直面する社会的な問題。子どもが小学校に入学すると、保育園や幼稚園時代に比べて仕事と子育ての両立が困難になることを意味します。
 ・子どもの生活リズムや環境の変化が生じ、子ども自身が変化に戸惑ったり、小学校のクラスになじめなかったり、授業についていけないといったことも含まれます。
 ・学童保育に入れない「学童保育待機児童」問題も大きくなっている。

〇現状と課題

・企業側の問題として時短勤務は小学校入学までの企業が多い。

・特に女性は妊娠出産に伴う産休・育休などで働き方に変化が生じる。

・育児と仕事の両立をしていく中での悩み

・子どもにも自分自身にも感じている罪悪感

・子育てに悩みの相談相手

 

■リアル事例発表 スピーカー:佐野直子さん

〇当時の状況と壁だと感じたこと

 

 

〇壁への対応

 

〇現在の状況と悩み

 

■グループディスカッション

・子どもの成長に伴って支援の仕方が変わってくる。親も悩みは尽きない。
・会社での在宅勤務導入を進めている。人手不足の対策にもフレクシブルに働ける環境づくりをしていきたいし、そのために情報収集しないといけない。
・周りの子育てしながら働いている人は分刻みで動かれていて大変。行政の情報では足りてないキャリコンなどに相談できるところがあればいいと思う。
・データ「罪悪感」により添っていくことが大事だと考えている。

■その他事例紹介
〇子育て女性の再就職支援におけるキャリアコンサルティング

(参考資料)
〇放課後NPO データ(小1の壁に関するアンケート)
https://npoafterschool.org/wp-content/uploads/2023/03/952d224617fa31b87ed6621f8d8654e0.pdf

〇学童保育実施状況結果(222年5月1日現在)
https://www2s.biglobe.ne.jp/~Gakudou/pdf/pressrelease20221117.pdf

〇育児期女性の職業中断──子育て世帯全国調査から
https://www.jil.go.jp/event/ro_forum/20191105/houkoku/02_kenkyu.html

〇就業環境、出産後の就業継続に関する大学生の意識
https://www.cri.ehime-u.ac.jp/cri_k5m4gn7/wp-content/uploads/2023/03/8de914f7a34b071a0fa1a94fbf873b20.pdf

〇プレスリリースニュース:株式会社アスコエサービス【子育ての悩み相談調査】子育て世帯の13.8%が「相談できる人がいない」と回答
https://www.cri.ehime-u.ac.jp/cri_k5m4gn7/wp-content/uploads/2023/03/8de914f7a34b071a0fa1a94fbf873b20.pdf

〇WOMAN ウェルネスプロジェクト「働く母 1000 人実態調査
https://happy-woman.jp/surveyof-1000workingmothers/

 

参加者の声(一部抜粋)

・なおこさんの実体験がとても分かりやすく私自身忘れかけていた部分を思い出せました。きっとこれから小1を迎えるママパパも同じ気持ちを持つと思うので、社内の面談等で従業員とお話しする際は、より具体的にお話を伺えると感じました。私自身再来年が小1の壁再びなので試行錯誤しながら乗り越えたいと思いました。
・貴重なデータを共有していただけたことがありがたかったです。保育園待機者より学童保育待機者の方が倍も多いことは驚きでした。
・実際に子育て真っ最中の方の生の声をお聞きできたことは大変有意義でした。登校しぶりをお父さんの付き添い登校で乗り越えられた事例など、経験談をお聞きできたことが良かったです。

 

運営担当者より

・「小1の壁」は親だけでは立ち行かない大きな社会問題だということを再認識しました。働き続ける女性が増え、共働き家庭も増加する現代では、「育児と仕事の両立」「女性活躍推進」「少子化対策」など、子育て世代を支援する政策が掲げられています。一方で、子育てしている人たちが直面する問題はそれぞれ違いがあり様々で多岐に渡ることから、公的サービスといったフォーマルな支援よりも家族や身近な人達によるインフォーマルな支援によって支えられている現状を当事者が体験談として話されていました。更に、育児と仕事の両立となると、その負担は女性に重くのしかかっていることも根深い問題だと考えます。子育てしながらその人自身が目指したいキャリアが実現できるようサポートをしていくために、キャリコンとして、そして、子育て支援部としてどうしていけばいいのか具体的に考えていきたいです。

・子育てをする中で訪れる「小1の壁」にもいろいろなパターンがあることが佐野さんの体験談や事例を見ることで理解を深められたと思いました。子育て支援は多岐に渡ります。一人として同じ課題はないし、ママの性格、子どもの性格、背景や環境、周囲の協力の有無、経済的なことなど様々な要素を丁寧に傾聴し、課題の本質をとらえ、悩んでいる人の視野を広げてあげる関りができるキャリコンになることが必要だとひしひしと痛感しています。スピーカーの佐野さん、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

・共働きが、あたり前になっている時代に、育児と仕事の両立の長期的なキャリアプランの必要性を強く感じました。ママが自分の人生を生きるために、自分自身のキャリアプランが描けないと言う悩み、不安を解決するための支援をするためのキャリアコンサルタントの情報発信と学びが必要だと深く感じました。

次回は、2024年2月16日(金)20:00~オンライン開催です!

 


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