日時/開催場所
2024年7月28日(日)10:00~11:30 @オンライン
参加者数
21名
企画運営/登壇者
司会 :松居
運営 :加瀬
登壇者:森田秀司、光野ゆかり、森田鉄平
プログラム
1. 挨拶
2. 研修部について
3. 登壇者自己紹介
4. 座談会
5. グループディスカッション
6. 全体共有&QA
7. 写真撮影
当日の内容(一部抜粋)
研修部では「学びの実践」をテーマに、研修・ファシリテートなどのナレッジシェアや外部有識者などを招き学びの深化など、その学びを日々の活動で実践できるよう活動を行っています。
今回は2ヵ月に一度開催しているナレッジシェアの部内イベント。「こそっと教えて!人事担当が研修講師に求めるもの」と題し、企業の人事担当者が外部の研修講師に求めるモノをテーマに、外部からの関わりではなかなか分からない人事担当者の本音や視点、考えを、企業人事経験のある研修部メンバー3名から話を聞く貴重な機会となりました。
以下の7つの質問から、それぞれの企業人事として大事にしているポイントや、外部講師として企業のニーズを知り、どのようにアプローチできるのかを座談会形式で共有しました。
<ディスカッションテーマ>
①どんな研修を社内で企画してる?
②内製と外注の差
③初めて講師を依頼するときの決め手
④これまで出会った、さすが!の講師
⑤講師依頼をリピートしない場合(こいつ失敗したなー)
⑥継続して依頼したい講師。どんなポイントを求めるか?決めては?
⑦受講後のアンケート参考にしてる?
①どんな研修を社内で企画してる?では、
階層別研修などの定例研修に加え、最近は上司から部下に対するコミュニケーション研修が多く、マネジメント層のマインドチェンジやプレイングマネージャーとしての業務の棲み分けなど、企業の抱える課題感が見えるディスカッションとなりました。
②内製と外注の差
社内に出来る人物がいる場合や社内のノウハウを伝える内容の場合は内製を基本とするものの、最先端や専門的な内容の時は外注をするなど、各社内製と外注の棲み分けをしていることが伺えました。
また、内製する前提を伝えた上で外注を依頼しているとの話もあり、社内でのノウハウの蓄積や育成目的として研修講師に外注するとの意見もあり皆の関心をひいていました。
③初めて講師を依頼するときの決め手
ある程度情報が整理されたHPがあって、そこからの導入をする場合や、知人経由での仕事の依頼、相見積もりをとってからの選定などが挙げられました。
④これまで出会った、さすが!の講師
一方通行になりがちな堅い内容の研修でも、
コミュニケーション研修の様な対話を中心に受講生の理解度を深めている講師や、
受けて楽しい、研修後すぐに実践してみたいと思えるワクワク感がもてる研修をしてくれた講師、
ちゃんと受講のお土産を用意してくれている講師など、
受講生の立場に立った進行ができる講師に注目が集まっていました。
⑤講師依頼をリピートしない場合(こいつ失敗したなー)
自社の理解が浅い、コンテンツがやっつけっぽかったり、摺り合わせしたけど、内容が的を射ず期待外れに終わった。
対象となる階層が違うのに、全く同じコンテンツを同じ様に伝えるだけだった。
などの意見がありました。
また、社内で手を上げてきた社員という話もあり、研修講師というよりは、体験談を伝えるという感じになりがちなので、目的や期待値をどう設定するかが人事の役割だとの話にもなりました。
⑥継続して依頼したい講師。どんなポイントを求めるか?決め手は?
最も多かった意見としては専門性。社内にないノウハウや知識をどう受講生にインプットしていくのかや、講師からの一方通行にならず、受講生を飽きさせない仕組みをきちんと組み立てているかどうか。事前に話をして信用できそうか。また、企画した側の責任として、思う様な研修ができなかった時に、この講師の為に人事として謝れるか。
そこの信頼関係を築ける人物にお願いしたいとの意見が出ました。
⑦受講後のアンケート参考にしてる?
参考にする。受けて良かったかどうかは必ず見るのと、伝えたかったことがアンケートのフリーワードの欄に記載されているかも見る。
また、アンケートは取らず、その場で感想を聞いて、表情や意見などから理解度を図っているなどが挙げられました。
各ディスカッションテーマごとに、参加者からの質問や意見なども多く寄せられ、白熱した座談会となりました。
座談会後はグループに分かれ、外部の研修講師としてより具体的な行動やポイントをイメージできるような話し合いが各グループで行われました。
外部の研修講師として、人を惹きつけるコミュニケーション力、熱意、専門性など、企業から依頼を受けるのに求められるスキルやポイントが多岐にわたることを、皆実感している様子でした。
今回のイベントテーマは、その他の研修講師との差別化にあたり、相手を知る観点で、非常に参考になるポイントも多かったイベントとなりました。
参加者の声(一部抜粋)
■研修部、久しぶりの参加でした。私は企業人事所属のため、発注側のお話がいろんな考え方があって面白いなと思いました。人的資本経営、非財務情報の開示等、企業内研修の位置づけも大きく変わってくるかと思いますので、発注側(企業側)担当者のパネルディスカッション等が今後あれば面白いかなとも思いました。貴重な機会の企画、準備、運営ありがとうございました。
■7月にキャリコンサロンに入会させて頂きました。部員が一番多くお勧めと伺った、研修部に入部させて頂き、本日初参加でした。それぞれの場で活躍されている皆さんの、ご経験に基づく知見を共有頂く貴重な機会を頂き、学びが多い時間を過ごす事ができました。本当にありがとうございました。
皆さん、向上心に溢れていらっしゃる事が画面越しにも伝わってきました。ぜひ、今後も皆さんと共に自分も少しでも成長出来ればと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。
■この場でしかお聞きできない企業側、研修講師側、それぞれの率直な部分のお話など、とても勉強になりましたし、今後の活動の参考になりました。
■今日の学びを行動に繋げられるように、目標を宣言したいなと思います。
【気づき、学び】自分事化、依頼元の企業を好きになること、行動変容につながるモノを持ち帰ってもらえる仕掛け、目の前の受講者との対話を大事にする。
【目標】研修会社の登録講師に応募する(予定していましたが、改めて8月中にやると決められました)。どんな講師になりたいかを言葉にする
次の会も楽しみにしています!
■自分が持っている企業側の目線が合っているのかを確認できる非常に良い機会となりました。また、このような機会があれば参加したいと思います。講師の皆さん、運営の皆さん、お疲れ様でした。
■色々質問させていただきました。有意義な時間を過ごすことができました。次回も是非参加したいと思います。
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