日時 / 開始場所
2025年5月28日(土)16:00〜18:00 オンライン
対象者
キャリコンサロン会員
参加者数
7名(運営含め)
講師
早坂 明美 様(国家資格キャリアコンサルタント / JCDAキャリア・デベロップメント・アドバイザー)
プログラム
①講師紹介
②参加者自己紹介
③ミニセミナー【部下のホンネと向き合うコツ】
当日の様子(一部公開)
まずは関西支部長の荒川さんからのご挨拶から始まりました。
荒川さんは2008年にキャリアカウンセラー資格取得され、第2回KANSAIサロンの登壇予定である小板橋さん主催のキャリアラボに参加した際に、偶然早坂さんと出会い、そこから約16年にわたるご縁が続いているとのことです。「強み」というキーワードを軸に、以来、共に活動されてきたそうです。
◆講師自己紹介
早坂さんは2004年にCDA資格を取得され、国家資格化に移行されています。以前は金融業界に20年間お勤めでしたが、ご自身は「数字に弱い」との認識があり、今後のキャリアを上司と話し合う中で「先輩の仕事を引き継いでいく」と言われ、自分で決められないことが「なんだよ」と思われたそうです。
そのような中でCDA養成講座の広告を見つけ、「私が進み道はこれだ!」と思い、資格取得へ。
資格取得後は就職フェア等のボランティアで経験を積み、「人材系の仕事がやりたい!」と積極的に発信を続けられました。その結果、現在のマンパワーグループ(当時はマンパワージャパン)に採用され、本格的にキャリア支援の道へと進まれました。
その後、JCDAの仕事に携わることになり、現在の会長直属で業務に携わられてきました。経験したものは制度作りやCDA1万人記念PJリーダー、支部活動サポート、試験の運営など幅広くご経験を積まれています。
その後フリーランスとなり、主には契約してる派遣会社でのキャリア面談、研修、セミナー講師としてご活躍中です。これらの活動は昼以降や夜の時間帯が中心となるため、午前中はスーパーマーケットにて惣菜作りのお仕事にも従事されています。
1社での仕事だと苦しい場面があるが、いくつかあると、「そちらの仕事もあるから良い」と精神的な切り替えや安定にもつながっているとのことです。
◆強みとは
強みってどんなイメージある?との問いかけからスタート
早坂さんは、「強みとは“もともと持っている自分の本質”であり、自覚はなくても周囲から“それ、いいね”と言われるようなもの」と語られました。それは必ずしも、人より秀でているスキルや経験から得たものではない、とのご見解です。
ご自身のことはなかなか自分では気づけないため、話し相手やキャリアコンサルタントがフィードバックすることが重要です。理想像や憧れの自分ではなく、「他者から見た自分」の中にこそ、強みのヒントがあるともお話しくださいました。
部下が採用された時に遡ってみると、「モノの見方・考え方を知りたい」「チームで一緒に働けるのかな」と企業側は考えているにもかかわらず、多くの応募者は「自分ができること」をアピールする傾向にあります。そうなると「うーん、聞きたいことと違うんだよな」となります。そうした中で、面接を突破して入ってきたのが部下であり、採用時点で期待したものがあったはずなので、原点に立ち返ることが大事です。
また、モノの見方・考え方は変えようと思っても、長年の経験で積みあがったものなので、簡単に変えることは難しい。その為、出来るだけ面接前に把握しておくことが望ましいが、面接官も人間なので面接では確認しきれないことも多い。
そうした中で望ましい考え方・行動を促す為に、早坂さんは新人研修を担当する時は厳しい言葉を使うこともある。社会では厳しい言葉が容赦なく飛んでくるので、慣れておく為に。
上司から伝えたことによって、「部下の行動に繋がること」が大事です。例えば、強く言った方が良い人とそうでない人の見極めが大事です。気の強い人や負けず嫌いの人には、「何でやんないの?」と煽るような関わり方をしたり。そうでない人には「一緒にやろうか?」と声をかけて持ち上げたり、個々の特性に応じた対応が求められます。
上司だけでなく、キャリコン・同僚としても、そのような関わりが出来るかが大事です。早坂さんは普段は派遣スタッフの面談をしながら、強みの材料を集めてお伝えをされているそうです。
◆部下の本音と向き合う為のポイントは会話力
「質問をしっかり聞けていますか?」という問いかけから、学生との就活面談の事例をご紹介いただきました。学生が具体的な答えを求めているにもかかわらず、キャリアコンサルタント側が「あなたはどう思うの?」と返してしまうと、学生が心を閉ざしてしまうことがあります。一度閉ざされた心を再び開くには時間がかかるため、相手の意図を正しく汲む姿勢が求められます。
また、「質問の答えが長くなりすぎていませんか?」という点も指摘されました。長すぎる回答は、聞き手が「何を伝えたいのか」が分からず混乱してしまいます。
JCDA時代には、「相手の使っている言葉を勝手に置き換えないこと」を上司から徹底的に指導されたとのことです。そのためにも、適切な距離感で関わるための「話し方の練習」が非常に有効だとアドバイスをくださいました。
◆チームで成果を出す為に
チームとして成果を上げるには、「本音で向き合う」ことが欠かせません。関係性がぎくしゃくしていては、協力することが難しくなります。成果に至るステップとして、以下の6段階を示されました。
①自分の強みを知る
自分では気づきにくく、元々持ってるが知らないことが多い。自分の強みを知らなければ他者の強みも認めにくくなります。
②仲間の強みを認める
チーム形成において最も重要なステップ。他者の強みを理解し、関わる姿勢が求められます。どうしたらチームがまとまるかを考えてメンバーに関わることが大事です。
③チームの強みを見つける
多様な強みを持ったメンバーが集まるからこそ、チーム全体の特性が生まれます。新しいメンバーが加わるだけでも、雰囲気や方向性が変化することも。
④行動する
行動すれば失敗はつきもの。その事実を、上司・仲間としてきちんと伝えることが大切です。失敗から立ち直る過程がタフさを育みます。へこむ時にはしっかりへこむ。今は安全なルートで失敗を避けがち。でも社会人になると最初は失敗ばかりです。へこむと元に戻る、プラスになる。へこまないと元に戻れません。タフさを醸成していく、その為に上司がいます。
⑤修正して行動を繰り返す。
成功するまで支援し、成功体験を積んでいきます。失敗しても修正すればいいだけです。行き詰まった際は、再び①の「自分の強み」に立ち返ることが重要です。
⑥閃く!業務が回りだす。
業務がスムーズに回り始め、成果が上がる段階です。ここに至るには、本音で向き合う関係が不可欠です。
参加者の声
●岡橋さんをモデルにしたワークを通して相手の本質を探るコツのようなものを得ることができた気がします…!なにより、早坂さんの対話力に感激しました。研修の進め方も含めて大変学びになりました。
●個人的に刺さったワードは「言葉のシャワー」です。いろんな言葉にふれておかないと、社会にでたとき多くの方はギャップに耐えきれないだろうなとも感じました。(学生時代は友達と一緒に過ごす事が大半だったので、平和であたたか~い環境で過ごしていたなと感じます。)
●質問を聞く事・答えを短くすることが大事だと実感しました
●早坂さんのセミナーを一度受けたことがあり、とても良かったので、関西在住ではないですが、参加しようと思いました。いろいろなお話をキャリアコンサルタントの研修という立場で聴かせていただき、とても勉強になりましたし、楽しかったです。早坂さんのようになりたい・・・!と思いました。
●強みとは、後天的なものではなくて生まれ持ったものであること、気が強い部下との接し方、良いチームの作り方のフロー、自分の強み、について学ぶことができました。
●1人1人話をきいてくださり、まるでリアル会場で話を伺っているような空気感を感じました。普段から1人1人と向き合いながら働かれているんだろうなとのイメージが浮かびました。研修講師を目指している身として、このような場作りを目指したいというモデルになりました。
●今までチームで成果を出す為に体系立てて学ぶ機会を取れていなかったので、今後チームで働く上で、お聞きした事を実践してみたいと思いました。「自分の強みを知る」「仲間の強みを認める」ということをテーマとして心に留めます。
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