日時/開催場所
2025年4月16日(水)20:00~21:00 @オンライン
参加者数
51名
登壇者紹介
浅井 公一氏
・NTTコミュニケーションズ株式会社
・ヒューマンリソース部 人材開発部門 キャリアデザイン室
・キャリアコンサルティング・ディレクター
1981年、高校卒業後、電電公社に入社。1999年、NTT再編時にNTTコミュニケーションズに配属。
2006年から労働組合の幹部を歴任後、2013年、ヒューマンリソース部に異動し、ミドルシニア社員のキャリア開発に取り組む。
たった一人で実施してきたキャリア面談は6年間で1,700人を超え、キャリアコンサル手法を指導したマネージャも600人を超えた。
圧倒的な面談量をもとに自然に作り上げられていった面談スタイルがミドルシニア社員にシンクロ。
結果、面談を受けた社員の上長の9割が、その社員の行動変容ぶりを認めた。
著書に『ビジトレ~今日から始めるミドルシニアのキャリア開発~』(共著、金子書房)がある。
国家資格キャリアコンサルタント。
浅井塾卒業生代表
石谷 和士氏(3期生)
製薬企業で営業職、営業マネジャーを経験後、人材育成・キャリア開発支援の道へ。浅井塾での学びを通じて、キャリア自律・行動変容にコミットしたキャリア面談を実践。行動変容に挑み続ける中で得た気づきと実践知を、今回は卒業生として塾長・仲間との対話を通じてお届けします。自ら変わる力を信じたい方へ。変化を恐れず、一歩踏み出す勇気を持つ人を応援したいという想いで参加します。
阿部 大介氏(2期生)
総合建設業で営業職、作業所事務、支店予決算管理などを経て、2016年より人事部にて人材育成を担当する。2018年に国家資格キャリアコンサルタント試験に合格。2023年より総合金融業へ転職。現在に至る。2022年に浅井塾を受講。受講の中で行動変容を起こすことが肝要と学ぶ。現在の担当の研修のデザインにも転用して学びを活かしている。
人材育成・キャリア支援をされる方に少しでも貢献できると思い参加します。当日、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
プログラム
本イベントでは、HRラボが運営するキャリア自立支援プログラム「浅井塾」の卒業生2名をお招きし、受講後に起きた行動や思考の変化、現場での実践事例について、塾長・浅井公一氏を交えて語っていただきました。
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イントロダクション
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浅井塾の概要と目的
塾長より、浅井塾設立の背景や目的、これまでの成果について説明 -
卒業生の体験談
卒業生2名が、受講の動機、受講中の学び、受講後の職場での変化や成果について共有 -
パネルディスカッション
テーマ:「シニア社員の活躍を推進するための具体的アプローチ」
塾長と卒業生が、シニア社員のキャリア支援における課題や成功事例、実践的なアプローチについて意見交換 -
質疑応答
参加者からの質問を受け付け、対談者が回答
当日の様子(一部公開)
本イベントでは、HRラボが運営するキャリア自立支援プログラム「浅井塾」の卒業生2名をお招きし、受講後に起きた行動や思考の変化、現場での実践事例について、塾長・浅井公一氏を交えて語っていただきました。
「塾での学び」は終わりではなく、始まりだった
イベント冒頭では、パネリストの石谷和士さんと阿部さんが、それぞれ浅井塾での印象的な学びとその後の実践について語りました。
石谷さんは「パーソナルブランディング」「ジョブクラフティング」などのキーワードを挙げながら、「自分の当たり前を手放すこと」「仕事を“自分らしく”再構築する感覚」を身につけたと振り返りました。さらに、実際のキャリア面談や研修現場で浅井塾で学んだ問いかけや視点を取り入れ、参加者からの反応やアンケートの質の変化にも手応えを感じていると語りました。
阿部さんは、「人の行動変容を促す問いかけ」を強く意識するようになり、「研修の最後に“明日から何をする?”という問いを必ず入れるようになった」と話しました。研修や面談において「響く問い」を意図的に設計するようになったことで、実践的な成果に繋がっているとのことです。
キャリア自立支援がもたらす前向きな変化
イベント中盤では、「キャリア自立支援を通じた変化と成果」について対話が展開されました。
石谷さんは、「信頼を築ける面談スキルが身についた」とし、面談後のアンケートで「行動計画を具体的に記述する回答が増えた」ことを成果として挙げました。
阿部さんは、「組織文化によってキャリア支援の響き方が異なる」ことを実感したエピソードを紹介。現在の職場では社員の変化意欲が高く、研修内容がより効果的に届いていると話しました。
浅井塾長は、「キャリア自立がもたらす最大の効果は、“今の仕事”に前向きに取り組めるようになること」と語り、内発的動機づけの重要性を強調しました。
これからのキャリア支援者に求められるスタンスとは
セッション後半では、「これからのキャリア支援者に求められる視点」として、“行動変容を促す問いかけ”のあり方が改めて共有されました。
「どのように働くかを一緒に考え、支援する存在」になることが重要であるという意見で一致しました。
浅井塾長は、「企業が抱える最新のキャリア課題をキャッチアップし、伴走型で提案できる存在になる」ことを今後の目標として挙げました。
おわりに
本イベントは、浅井塾の学びが受講後も日々の実践につながっていること、そしてそれぞれの現場での小さな変化が、キャリア支援の可能性を広げていることを感じられる時間となりました。
今後もHRラボでは、「キャリア支援の価値」を高め続ける研修・イベントを提供してまいります。
体験会や次期募集の情報は、随時ご案内いたしますのでお楽しみに!
【アーカイブ視聴】浅井塾開講記念対談:塾長と卒業生が明かす、受講後の変革ストーリー
本レポートのアーカイブを無料で公開しています。キャリア支援にお悩みの方はぜひご視聴ください。
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=894zqnql
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