4月度のキャリコン事例勉強会を、4月20日に開催しました。
今回は、初の東京&大阪の合同開催でした!WEBでつないで、お互いに同時中継の中での実施です。
キャリアコンサルタントと言っても、人事、リクルーター、カウンセラー、部門の管理職など、立場が違えばやり方、必要とされるスキルも様々です。普段の業務では気が付かない視点を、今回も仲間と分かち合い、実のある学びの場になりました。
プログラムは大きく2つです。
① 『キャリアコンサルティングとは?』(メイン進行:黒石さん)
普段からもお仕事柄、クライアントに対して面談シミュレーションを繰り返しているという黒石さんの言葉は、非常に具体的でハッと気づくことばかりでした。
特に「カウンセリング前にいかに『見立て』を持っておくかは大切!」という言葉や、「多くのクライアントの気持ちに寄り添うためには、普段から様々な職種や業種の情報をインプットすることが大事!」という言葉には、参加者は頷くばかりでした。
具体的な内容は、次の通りです。
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・キャリアカウンセリングと、キャリアコンサルティングの違い?を理解して臨む
・企業(依頼主)を考慮する必要がある場合のやり取りのしかたは?
・着地に向けたストーリーを描いて、カウンセリングに臨みましょう。
・経営資源を絡めて、クライアントの未来を一緒に考えましょう。
・オープンマインドではないクライアントへの対応のしかたは?
→現在、未来より、過去を聞くほうが自己開示しやすい
→仕事に偏らず、ライフステージを意識するよう促してみる手も有り
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②『セルフキャリアドック』面談の実例からの対応方法研究(メイン進行:森田さん)
続いて、大阪で、HRラボのセルフキャリアドックを数多く担当されている大阪の森田さんより、今までの面談例(なんと25件もの例をご用意いただきました!)をもとに、「反応がいい人の特徴」や「反応が悪い人の対処法」を、ワークショップ型で実施しました。
多くの事例をもとに、周囲の方の意見交換を行うことで、普段は気づかない意見もたくさん聞くことができ、面談の際の対応方法の引き出しが増えたように思います。
1,000社のキャリアカウンセリングを行うHRラボだからこその生きた教材でした。
この勉強会を通じて改めて感じたことは、キャリアコンサルタントという専門職の価値向上、知名度向上のためには、日々の研鑽が大事です。しかし、その研鑽も、一人でやるのではなく、多くの仲間とつながり、分かち合いながらすることで、より力なることを実感した日でした。
全国に広がるキャリコンサロンのメンバーの輪をどんどん広げて、いろいろな学びを吸収していきたいと思います。そして、全国中継も実現させていきたいと思います!
【キャリコンサロンメンバーの方へ】
※キャリコンサロンメンバー専用ページに、当日のホワイトボードがアップされました。